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裂けた岬―難破船長食人事件の真相 (幻冬舎アウトロー文庫)
本, 合田 一道
によって 合田 一道
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内容紹介 生きるために仲間の屍を食べた男は生還後、〈食人〉の罪で投獄された……。事件後、半世紀の間沈黙を守り続けた男が、自ら背負った業と苦悩の半生を、ついに明かした迫真のドキュメント! 内容(「BOOK」データベースより) 太平洋戦争中、陸軍所属の徴用船が厳冬の知床岬で難破。船長と乗組員の少年は生き残るが、過酷な飢餓地獄の末に少年も餓死。その屍を食糧とした船長は奇跡的に生還するが、世界で初めて「食人」の罪で投獄された。それから半世紀―自責の念とともに沈黙を守り続けた船長が、自ら背負った業と苦悩の半生を、ついに明かした衝撃のドキュメント。
ファイル名 : 裂けた岬-難破船長食人事件の真相-幻冬舎アウトロー文庫.pdf
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太平洋戦争中に厳冬の知床岬で難破した徴用船。その船長が乗組員の少年の屍を食べて生還を果たした―。小説「ひかりごけ」のモチーフとなった実際の事件の真相を、船長本人が明かす本書だが、「ひかりごけ」とは比べ物にならないくらいリアルで重みがある内容。著者への語りかけという形式で綴られているが、この手法がたしかにふさわしいものであったと思う。余計な装飾を避けた表現で淡々と語られるがゆえに、かえって鮮烈に事実―船長は事実を語っていると私は信じたい―が浮かびあがる。当時検察事務官だった方が個人的に保管していた裁判記録などが参照されている部分があるが、資料の個人所蔵は違法と思われる。しかし、それがなかったら貴重な資料は廃棄され、この事件がきちんと後世に伝わることはなかったであろう。特に、被食した遺体の写真は衝撃的だ。なお、日記などの記載を見ると、船長はなかなか教養のあるしっかりした人物であることがうかがえる。人間とはなにか?自分はどう行動するだろうか?いろいろ考えさせられる。
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