畿内 古墳探訪ガイド 改訂版 大阪・京都・奈良・兵庫 mobiダウンロード
畿内 古墳探訪ガイド 改訂版 大阪・京都・奈良・兵庫
本, 松本 弥
によって 松本 弥
4 5つ星のうち 1 人の読者
ファイルサイズ : 28.29 MB
内容紹介 ★ 156ヶ所の古墳・遺跡と24カ所の博物館・資料館を写真と図解で詳細にご紹介します。◆◇◆ 本書について ◆◇◆古代遺跡を訪ねるときは府県市区町村の区割りにとらわれないことが重要です。当時の境界は山や川であり、情報文化の伝達は、通された道によります。本書では畿内(現在の大阪府、京都府、奈良県、兵庫県東部)の古墳群を中心に紹介するほか、+αとして、お隣の吉備(主に岡山県)の古墳についても触れています。本書ではGoogle Earthの図版を多用しています。これを用いることで、遺跡の地理環境、実際に自分がアプローチする道筋、遺跡のどこに立って自分が臨んでいるかまでわかりやすくなります。しかし、Google EarthやGoogleMapだけでは形がわかりにくかったり、掲載のない遺跡や表示されない道もあるので、そこには座標軸やメモを加えました。これら図版はその時代を想い描く材料として、是非、遺跡を楽しむのに活用してください。◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆☆ 奈良、大阪の古墳群と交通の要衝☆ 古墳の形と特色/古墳の石室☆ 埴輪の広がりと主な形象埴輪☆ 奈良県*1纒向*2柳本、大和、杣之内*3磐余地方・・・など全9項目☆ 大阪府*10古市*11百舌鳥*12三島野・・・全3項目* 古代鏡について☆ 兵庫県*13兵庫・・・全1項目* 日本の古墳上位30基☆ 京都府*14京都 山城*15京都府中西部*16京都府北部・・・全3項目◎ より楽しむための+α* 補 吉備(岡山県)◆◇◆ 著者紹介 ◆◇◆松本 弥(まつもとわたる)早稲田大学卒。専門は古代エジプト史。日本オリエント学会正会員。大阪大学民族藝術学会正会員。NHK文化センター青山教室(2004年~)。郵船クルーズ「飛鳥I」「飛鳥II」世界一周クルーズ(2005~2014年)などの講義、講演、出版を通して幅広く歴史・文化の紹介に努める。古墳との出会いは、小学生のときに入った文化財愛護少年団のときから。以来、専門の古代エジプト史研究の傍ら、古墳の魅力を追究している。※本書は2011 年発行の『畿内古代遺跡ガイド』を元に、加筆・再編集を行った新版です。 内容(「BOOK」データベースより) 156ヶ所の古墳・遺跡と24カ所の博物館・資料館を、写真と図解で詳細にご紹介します。 商品の説明をすべて表示する
ファイル名 : 畿内-古墳探訪ガイド-改訂版-大阪-京都-奈良-兵庫.pdf
以下は、畿内 古墳探訪ガイド 改訂版 大阪・京都・奈良・兵庫に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
若い頃、大和や河内の古墳群だけでなく、吉備や北九州まで足を延ばして有名な古墳を訪れてきました。そんな時に、本書の刊行があればどれほどか助かったのにと思わずにはいられませんでした。オールカラーですし、それぞれ古墳に対して、写真や解説だけでなく、所在地、アクセス、正確な位置まで計測してあります。関連する施設も紹介してあり、広く古墳について知ることもできます。近畿各地の古墳を訪れる際のガイドブックになるように編集してありました。有名な石舞台古墳(96p)や大仙(仁徳天皇陵)古墳(108p)などは1ページを使用して紹介していました。98p以降の古市古墳群は好きなエリアです。応神天皇陵として伝わっている誉田御廟山古墳などは、近鉄の駅からも比較的近くて歩いて行けますし、全国2位の規模(容積では全国1位)ですので、世界遺産登録でもっと有名になってほしい古墳の一つです。宮内庁の陵墓は立ち入りできませんので、本書で外観やイメージをつかむ必要はあります。40年前、山辺の道の散策のおりに訪れた12ページ掲載の箸墓古墳を懐かしく眺めています。近年の考古学の学問成果のお蔭で、築造年代が3世紀中頃と推定されるようになりました。この年代は意味があります。いずれ、学問追求のためにもなんらかの調査があれば良いのにと願っているのですが。ウワナベ、コナベ古墳(51p)も好きな古墳の一つです。藤ノ木古墳(79p)はつい先日、法隆寺を再訪した時にしっかりと現地を確認してきました。埋葬品の魅力が伝ってきます。また、世界遺産となった百舌鳥・古市古墳群の散策の際のガイドブックとしても有用な本だと思いました。土師ニサンザイ古墳(110p)は、美しい前方後円墳ですね。堀と古墳もしっかりと保存されていますし、全景が見通せるのも好都合です。いたすけ古墳(109p)は保存運動のシンボルとして理解してきました。市民運動がいたすけ古墳を工事から守ったわけです。そんなエピソードも懐かしく思い起こしています。堺東駅すぐの「堺市役所展望ロビー」から古墳を眺めるのも好きです。入場無料ですし、80mの高さから見る景観こそ、堺が誇る古墳の姿を眺められます。宮内庁の陵墓は立ち入りできませんので、本書で外観やイメージをつかむ必要はあります。本書を片手に古墳群を散策することで、より古代史が身近に感じられることだと思いました。
0コメント