Cut 2018年 10 月号 [雑誌]

平手さんファンです。映画の影響で露出が増えており、この本に限らずインタビュー記事は多く掲載されていますがこのインタビューの特徴は、映画撮影後すぐに行われたものである、ということ。ページ数の件もあり、この手の雑誌は普段手にもとりませんが、わざわざ買ってみました。まず、インタビュアーと平手さんの関係は知りませんが、平手さんが話しやすい雰囲気だったのだとわかりました。平手さんがほぼため口なのですが、相手の方もそれに近い話しぶりで、それが本音を引き出しやすい（対等な立場感）ものだったのかなと思います。細かい内容についてはぜひ記事を読んでほしいのですが、私が一番心に響いたのは、「響をやってから、よく『初期の私に戻った』って言われる」と発言されたところです。欅坂の初期の頃と、今のてちの態度が違うことについては思春期でもあるので、まあしょうがないかなと思っていたのですが、これを読んで「無理していたんだね」というのにすごく納得感がありました。「無理に自分を作って、まわりに合わせて生きる」というものがスーッと溶けていったような、そんな状況かなと感じました。今はKindleで響が3巻まで無料です。映画で見た響の印象が違うなと感じたのは、内省的なところがあまり映画では表現されていなかった点です。映画を最初に見たときには「納得できないと力業でも納得させたがる子」という印象でした。漫画での響は「生き方に疑問を持ちながらも、納得できるように動いている子」という印象でした。この違いは、エンディングの「角を曲がる」に盛り込まれているそうです。なるほど、、また映画を見てみます。